世界を広げるブログ、第7回目はガルシア=マルケスの「百年の孤独」です。
この方はコロンビアの作家です。南米文学というやつですね。
そう、「百年の孤独」と聞くとお酒を思い浮かべる人もいるかと思いますが、これは「小説」なんですね。
物語は架空の国「マコンド」という街を人々が作り、そしてその街が何世代も後に滅びていくまでを描いています。
何世代にも渡って、その土地に移り住んだ一族が辿る生活・運命が繰り返し、繰り返し、書かれるわけです。
時には恋に落ち、旅に出て、そして死んで行く。
この小説を読んだ実感として、私が印象に残っているのは、「カラフル」「血が脈打つ」「星」「原始的」といったイメージ。
そう書くと内容が濃そうに見えますが、話自体はどちらかというと空想のようです。
空中に人が飛んで行ってしまったりだとか、死んだ人がいつまでもその辺りをうろうろしていたりだとか。
とにかく尋常じゃない。(そしてそれが普通かのように描かれます)
また、これは考えてやっていることだと思いますが、登場する人物はアルカディオとアウレリャノという名前の人物ばかり。
一世代ごとに登場して、信じられないくらい長生きしたり、色々不思議なことを繰り返します。
これを幻想文学というのでしょうか。
あるわけないじゃんって頭で思いながら、あるかもしれない、あったら面白いなーと考えたりしている自分がいます。
日本の小説にはとうてい存在しない感じです。
*ただ、たぶん日本人も好きなんじゃないかって思います。ちょっと異色な「ファンタジー」ですから。
最近は手軽に読める小説や、漫画が流行っていますが、たまには、こういう、今の自分と全く異なる環境、世界観を持った人の作品を読むと面白いかもしれませんね。
それでは、今日も読んでいただき、ありがとうございました!
創造性 ★★★★★
実用性 ★★