世界を広げるブログ、第18回は「21世紀の歴史(ジャック・アタリ)」です。
今回のテーマは「歴史」このブログで初です。
歴史というと、過去のものであり、あまり世界を広げる気がしないかもしれません。
ただ、見方によっては確かに世界を広げることもあります。この本のように。
この本に出会ったのはもう3年は前でしょうか。
当時から、もっと世の中を知りたくて、この世界ってどうなっているのか、俯瞰的に書いた本は無いかな、と書店を探している
ときに出会ったのがこの本でした。
「21世紀の歴史」では、過去の歴史を紐解き、その延長を考えることで、現代がどういう時代なのか、未来がどういう世界になるのかを著者が語っていきます。
印刷技術、投機、航海技術の発達、蒸気機関、内燃機関、電気と、技術の進歩とともに世界の中心都市も移り変わって行く様が歴史を通して描かれるのは壮観です。
そして、それに連なるのが現在(いま)だと考えると、自分の人生がとても生き生きと感じられてきます。
また、著者が言うには、過去ずっと人類は「個人の自由に最大限の価値を置いて目指してきた」ということです。
そういう、一つの法則があることを知ると、少し世界への理解が深まって行くような気がします。
また、何より自由はいいですよね。
もちろん楽観的な話ばかりではなく、今後格差が広がって行くとか、紛争が起きるとか悲観的な話も多いのですが。。
でも大きな目で見て、人類は自由に向かっているのだとしたら、それは素晴らしいことだと思いませんか。
最後に、この本によると2035年には生態系に危機が訪れる可能性が高いとのことです。
困った、怖い・・けれど。
そんな状態になるんだったら、暇だとか夢が無いとか言っている場合じゃなくて、一人一人、一生懸命自分の役割を生きて、仕事を頑張って行かなければいけない、と思います。
今回はなんだか世界とか、大きい話になってしまいました・・ 苦笑
広い視野を持ちつつ、仕事は地道に、これで行きたいと思います。
今回も読んでいただいて、ありがとうございました。
創造性 ★★★
実用性 ★★★★★
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