世界を広げるヒント、第23回は「ラクガキ・マスター」寄藤文平著です。
不思議なタイトルのこの本は「ラクガキ(落書き)の方法」を絵(これもラクガキです)を交えつつ、ゆるーく、わかりやすく書いている本です。
ラクガキに方法?私も最初は疑問でしたが、著者によると、物事にコツがあるのと同様、ラクガキにも方法論があるのだそうです。
・枝を描くのはトーナメント表を逆に・・
・馬や牛は爪で立つ人をイメージすると・・
・力んでいる人はカラダがガチガチで、ぴーんと手足を伸ばしていて・・
など。
いずれも図解付きなので、見た目も楽しいです。
(絵がお見せできないのが残念ですが、ユーモアに満ちた感じで、とてもいいです)
というか、「ラクガキ」みたいな、ふわっとしたものにも、法則が存在するのですね!
皆さんもおそらく、そのように考えたことはなかったのではないでしょうか。
思い込みって本当に怖いものです。
さて、私がこの本を手にしたのは、とにかく何事にも自分が文字で考えがちなので絵を使って考えたりできたら、もっと思考が自由に広がるだろうなーと思ったからでした。
著者も
「ラクガキはいちばん大きな世界を描くためのいちばん小さな絵」
と言っていますので、あながち間違いではないのかもしれませんね。
そういえば、小学生の頃はとにかくラクガキを描いていたものです。
ドラゴンクエストが流行っていた影響もあってモンスターを何百種類も書いて、どんな性格、能力とか想像しながら、とても楽しかったのを覚えています。
いまは会社だからというのもありますが、書かなくなりました。
大方の方もそうではないかと思います。
ラクガキの仕方も改めて習ったことだし、大人ならではのラクガキを始めてみるのも悪くないかもしれませんね。
それでは、今日も読んでいただいて、ありがとうございました。
創造性 ★★★
実用性 ★★★