種の起原(ダーウィン)

 

世界を広げるヒント、第25回は進化論(ダーウィン)です。

 

 

ダーウィンの進化論!誰でも一度は耳にしたことでしょう。

 

 

1859年に刊行されたこの本は歴史に残る名著とされています。

 

 

内容ですが、生物の進化に影響を及ぼす条件を様々な観点から書いているのが一つの特徴です

 

 

・飼育下/自然環境下の変異

・生物 /自然との闘争

・本能 /習性なのか

・地質学/気候からの考察

・地理的分布から考えて

 

 

上記は本書で語られている内容ですが、様々な観点で考えられていると思いませんか。

 

進化という壮大なテーマについて、臆すことなく、全体を捉えて論証しようというその姿勢に感銘を受けます。

 

 

また、最後に要約が付いているなど、一般の人が理解できるように分かりやすく書いているのだと思うのです。

 

内容的にも、知識が無い人に見せることを躊躇してもおかしくないはずです。

 

それでも多くの人に理解してほしいという、志の高さと、勇気が感じられます。

 

 

そして、一人でここまでたどり着いたというその結果。しかも1859年ですよ!

 

 

さてここまで、ダーウィンの様々な「偉大なものへの挑戦」について書いてきましたが最後に作品を読んで感じたことを。

 

 

種の起原を読んで感じたのは、我々は皆、進化の過程でそれぞれのルーツを辿ってここまで来た、という共通点が否応なしにあるということ。

 

 

そして、途中で種が分化したのだけれど、元はやはり皆、共通であること。

 

 

想像に難くないと思いますが、この本が発表された当時、やはり世間からの風当たりはあったようです。

 

 

人間が獣から進化したとしたら、黙っていない人たちから。

 

 

しかし見方を変えると、今この時代に同じ時を生きているたくさんの人たちが、共通のルーツを持っている。

 

 

そのことの方が、よほど神がかっていて、奇跡のように見えてしまいますね。

 

 

それでは本日も、読んでいただきありがとうございました。

 

 

明日、会社で顔を合わすあの人たちも、電車に一緒に乗っているあの人たちも、皆共通のルーツなんですよねー。

 

 

創造性 ★★★

実用性 ★★★★