大いなる遺産(アルフォンソ・キュアロン)

 

世界を広げるヒント、第47回は大いなる遺産(アルフォンソ・キュアロン)です。

 

 

原作はディケンズの小説ですが、今回は映画の方を取り上げたいと思います。

 

 

あらすじは、主人公(イーサン・ホーク)が幼い頃にどこか不思議で異質な感じのする屋敷で出会った少女(グウィネス・パルトロウ)と別れ、また時を経て邂逅する物語です。

 

 

成長した少女は悪魔のような美貌で、小悪魔のような素振りを見せます。

 

 

それに比べて主人公は心が純真、けれどそれゆえに成長していく青年です。

 

 

その二人の邂逅がどのような過程と結末を辿るのか、そこが見どころです。

 

 

数ある映画の中で取り上げたのは、この作品がただただ「美しい」からです。

 

 

「画」「心」「感情」「人間」何通りもの美しさがあります。

 

 

世界は美しい、そのように心から思える作品ではないかと思います。

 

 

美しさはただ奇麗なだけではないですね。統一感があり、セクシュアルでもあり、哀しくもあり、そしてどこか楽しい。

 

 

そんな世界に自分たちが生きていることを思い出すことができます。

 

 

「美しさ」を求めることは生きている上でとても重要なことではないでしょうか?

 

 

それでは、今回も読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

明日も何か美しさが一つでも見つかるといいですね!

 

創造性 ★★★★

実用性 ★★