里山資本主義(藻谷浩介)

 

世界を広げるヒント、第48回は里山資本主義(藻谷浩介著)です。

 

 

お金にのみ価値を置いた資本主義に異を唱え、便利な都会ではなく、地方であってもより豊かな生活ができるのでは?と提言する本です。

 

 

基本的な考え方は、お金の消費をこれまでよりも少なくし、その分、必要なものを買わずに暮らそうというもの。

 

 

よく周りのものを見て工夫し、物々交換などの方法で分けあうことで、人との絆をより深め、本当の意味で豊かになろうということを訴えています。

 

たとえば

・自然のため毎回違う味になる牛乳を逆手に取って、販売する工夫

 

・サラダにする野菜は冷たい湧き水で。お金がかからず、豊かな気分に

 

 

工夫次第でお金は得られるし、それほど大きなお金は使わなくても生活は楽しめるということです。

 

 

本当に必要なのはお金ではない豊かさ、一に人との絆、ニに自然とのつながりという考えは多くの人に受け入れられそうですね。

 

 

また、自然災害で既存のシステムが麻痺した時に備えてのバックアップの意味もあるという言葉にも説得力があります。

 

 

お金を稼ぐよりも大事なことがあるということに、ほとんどの人は気づいているのではないでしょうか。

 

 

少し勇気を持って何かを変えることで、人生が好転することもあるかもしれませんね。

 

 

それでは、今回も読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

何か自分にとって本当に大切か?問いながら明日もがんばりたいと思います!

 

 

創造性 ★★★

実用性 ★★★★