創るセンス 工作の思考(森博嗣)

 

世界を広げるヒント第51回は創るセンス 工作の思考(森博嗣)です。

 

 

森さんは理系の大学助教授でありながら、小説家として30代後半にデビューしたという珍しい経歴をお持ちです。

 

 

「すべてがFになる」という作品がドラマ化もされましたね。

 

 

その森さんが「何かを創ること」の重要性、楽しさについて語っているのがこの本です。

 

 

森さんいわく、

「まったく新しいものを模索する過程、実験や発明の発想、といった「最前線」には、どうしてもこのセンスが不可欠」

 

とのことです。

 

 

他にもこの本には生きる上で重要な言葉が散りばめられています。

 

 

たとえば、 

・「コツ」は・・ノウハウではない。すべてを高精度で進めるのではなく、どこで集中力が必要なのか、どこに注目して進めればよいのか、といったペース配分の極意のようなものだ。

 

・人間というのは、ある知見を、まったく別のジャンルへ適用しようと考える・・これを支える思考の概念は、「抽象」・・目に見えるものの方が実はどうでもよい部分、つまり「装飾」であり、ものごとの価値は、その内部に隠れて見えない「本質」にある。

 

 

この本は非常に学ぶことの多い本ですが、著者は、結論として、「とにかく何か創ってみれば?」ということを仰っています。

 

 

それが、「楽しむ」コツであると。

 

 

確かに私もこのようなブログやアプリを作っているときが、楽しいと感じられますしこれはやってみないと分からなかったな、と言えると思います。

 

 

最近は簡単な楽しみも多く、ついつい創るのではなく、何かをただ「見たり」「参加したり」しがちですが、「創る」ことを心がけると楽しみが広がりそうですね。

 

 

それでは、今日も読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 

今年もあと少し、がんばりましょう!