オー・マイ・フレンド

友だちがいない。学校で友だちができない。そんな状況について今回は書いてみたい。

 

  

まず自分が運営するアプリで境遇に「友達ができない」「ひとりぼっち」を選んだ人数は合計874人。

 

アプリの利用者だけでも、これだけの人が学校で友達ができないことに悩んでいる。

 

 

学校という場所は逃げ場がない。かつ子どもはまだ視野も行動範囲も狭いので、そこが世界の全てだと思ってしまう。

 

なので辛い。ちょっとトーンがまじめなのでふざけたいが、彼女ができないより全然辛く、激辛カレーを食べるより全然辛い。

 

 

そして、友達ができないことで問題も発生する。それは、子どもの自己肯定感が下がってしまうことだ。 

 

自己肯定感とは平たくいうと「自分に価値があると思う感覚」のこと。この感覚がないと、自分が社会で認められていると感じられず、その中でがんばって生きていこうという気にならない。

 

この重要な感覚が、子どもの成長期に、最も長い時間を過ごす学校で下げられてしまうのである。友達ができない=自分に価値がないと思ってしまいがちだからだ。(もちろん実際はそんなことはない)

 

 

しかし、私は学校が問題と言うつもりはないし、仮に問題としてもそれは私ではなく学校の問題であるので、部外者の私が偉そうに何かを語るつもりはない。

 

と言って終わりたいところだが、「じゃあどないすんねん」とツッコミ(非難)を受けそうなので、私なりの対策を述べてみたい。

 

 

「学校でひとりぼっち」この課題に簡単な解決策などないが、あえて1つあげるとすれば「学校以外の場所でがんばる」ことだ。

 

たとえばの話だが、サーフィンをがんばる。

 

学校のことは脇に置いておいて、全然関係のない別のことにパワーを注ぐのだ。

 

 

この方法の利点は3点。

 

・学校以外の場があること、他にも逃げ道があることを知り、追いこまれなくて済む。

 

・それを行うこと自体が楽しい。

 

・自分で楽しめる人間になることで、逆説的に周りに喜ばれる人間になれる。

 

 

最後の1つについて解説を加えるが、まず楽しそうな人に人は興味を持つ。あいつ楽しそうだが、何をしているのだろうという風に。

 

証拠として、スポーツを題材とした少年マンガの主人公は多くがこのパターンだ。アイシールド21のセナ、遊戯王の遊戯、名前は忘れたが弱虫ペダルの主人公も確かそうだった。

 

みんな最初は友だちが少ない、または全くいない。マンガだろというツッコミはやめて素直に聞いていただければと思う。 

 

 

注意としては、順序が大切だ。周りに喜ばれたいからサーフィンをやるのではない。サーフィンを楽しむから、周りから喜ばれる人間になるのだ。

 

もし順序を間違えると、あなたはサーフィンをすることはなく、行きたくもない流行りのスポットで自撮り写真をインスタグラムにアップすることになるだろう。

 

 

最後に、決して友だちができるという結果を求めてはいけない。それはあくまで訪れるかもしれない結果であり、あったらラッキーなボーナスポイントみたいなものだ。サーフィンが楽しいんだから、いいではないか。

 

 

・・と、思っていることを色々と書いてきた。こういうコラムを書くたびに、言う方は無責任でいいよなと思う。

 

友だちができないという悩みは切実だ。私も経験者だからわかる。それにも関わらず、言う方は言いっぱなしで、責任は決して持たない。私が責任を持っているのは文章中にユーモアを込めることくらいだ(しかも、それが笑えるかについては責任を持っていない)。

 

でも、友だちができない人にもがんばって生きてほしい。この気持ちは本当だ。そして、自分も乗り越えられたのだからみんなにもなんとか過ごしてほしいと思っている。乗り越えられなければ、やり過ごすだけでもいいのだ。その先の人生は長く、世界は広い。

 

 

最後に、この問題に有効なツールをあげておく。後ろの2つは自社アプリなので宣伝もあるが、効果があると思っている。1つめはご存知の方も多いと思うが、とても良い本なので強くおすすめしたい。

 

 

【この問題に有効なツール】

 

・嫌われる勇気(書籍)

 

・風光明媚(アプリ)

 

・表裏一体(アプリ)