カテゴリ:見方



21日 12月 2014
世界を広げるヒント第51回は創るセンス 工作の思考(森博嗣)です。 森さんは理系の大学助教授でありながら、小説家として30代後半にデビューしたという珍しい経歴をお持ちです。 「すべてがFになる」という作品がドラマ化もされましたね。 その森さんが「何かを創ること」の重要性、楽しさについて語っているのがこの本です。 森さんいわく、...
30日 11月 2014
世界を広げるヒント、第48回は里山資本主義(藻谷浩介著)です。 お金にのみ価値を置いた資本主義に異を唱え、便利な都会ではなく、地方であってもより豊かな生活ができるのでは?と提言する本です。 基本的な考え方は、お金の消費をこれまでよりも少なくし、その分、必要なものを買わずに暮らそうというもの。...
19日 10月 2014
世界を広げるヒント、第42回は空想主義的芸術家宣言(森村泰昌)著です。 著者はセルフ・ポートレイトという手法を用いて美術作品を作っている美術家です。 自分を被写体に、モナ・リザやマリリン・モンローにそっくりの服装をし、写真を撮影するということをされています。ユニークですよね。...
12日 10月 2014
世界を広げるヒント、第41回はスピノザの世界(上野修著)です。 スピノザは17世紀の哲学者です。 神が唯一絶対の実態であるとし、あまねく物に神が存在しているとしています。(汎神論) この「スピノザの世界」はそのようなスピノザの考えをできる限り分かりやすく説明しています。 (と言っても元が元だけに難解ですが)...
21日 9月 2014
世界を広げるヒント第38回は今日の芸術(岡本太郎著)です。 岡本太郎と言えば「芸術は爆発だ!」という台詞や作品「太陽の塔」「明日の神話」などが有名ですが、本日取り上げるのは書籍です。 この方はその発言と芸術家という職業から勝手な先入観でいわゆる「感覚」の方だと思っていましたら、とんでもない、とても論理的に文章を書かれる方でした。...
07日 9月 2014
世界を広げるヒント、第36回は独立国家のつくりかた(坂口恭平著)です。 感想ですが、とにかく刺激的な内容だと思います。 私と同じ1978年生まれでこんな人生を送っている人がいることに驚きです。 タイトルに疑問を持つ方が多いと思いますが、この方は本当に独立国家を作ってしまいました。 理屈はこうです。...
17日 8月 2014
世界を広げるヒント、第33回は笑い(ベルクソン著)です。 「笑い」はフランスの哲学者アンリ・ベルクソンが笑いとは何か、どういう時に起こるものなのかを明示しようと考え、記した本です。 哲学者らしく、論理的に証明されており、その結果、提示された事実は面白く、なるほどと思わせるものが多いです。...
29日 6月 2014
世界を広げるヒント、第26回は「小説の自由(保坂和志著)」です。 このブログの目的「世界を広げる」は「これまでとは違う世界を実感する」とほぼ同義ですが、そういう意味で、この本はその目的にうってつけです。 内容ですが、現在・過去の小説を引用しながら「小説とは何か」「何を表現しているのか」を考えていくものです。...
11日 5月 2014
世界を広げるヒント、第19回はあの有名なドン・キホーテ(セルバンテス)です。 この名前で真っ先に思い浮かぶのは、現在では街の雑貨屋でしょうか。 そして、物語を知っている人であれば、風車に突撃していく男ではないでしょうか。 しかし、この本は皆さんの予想を裏切ります。なぜなら・・この男は風車だけでなくとにかく色々なものに突撃して行くのです!...
23日 2月 2014
世界を広げるヒント、第8回は「悪魔の辞典」ビアス著です。 私は高校生でこの本を読んだのですが、漫画やゲームのようなジャンル以外で「面白い」ものがあるということを、初めて実感したように思います。 さてタイトルどおり、この本は辞典なのですが、普通の辞典とはちょっと趣が違います。 例を挙げた方が早いので、挙げますね。...

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