世界を広げるヒント、第34回は直島(香川県)です。
普段、このブログでは書籍や(美術)作品を紹介することが多いのですが、今回は「島」です。
直島は芸術の島、島中に芸術作品が散りばめられています。そのコンセプトに前から興味があり、ついに先日旅行に行ってきました。
まず、着いた矢先のフェリー乗り場で、いきなりカボチャが迎えてくれます。草間彌生さんの作品ですね。

実はいくつか穴が空いており、中に入れたりします。
さて、次は近場の路面店です。

少し見づらいですが、カエルの表情がよい感じです。
いかがでしょう。雰囲気が伝わりますでしょうか。
それから「家プロジェクト」。

中の写真撮影は禁止なので、外観のみで恐縮ですが、このような形で、芸術作品である「家」が7軒、住宅に紛れて置かれています。
ちなみに上の家の中には、千住博さんが手がけた「滝」の作品などがあります。
このように、小さい島に幾つもの芸術作品があります。自然があふれる中、車も少ないので騒音も無く、非常に心地よいです。

他にも見どころはありますが、最後に1番よかった点を。
この島には建築家の安藤忠雄さんが設計した美術館やホテルがいくつかあるのですが、空に面した芸術作品がいくつもあります。(ホテルの中にも作品が置かれています)

これがどういうことかというと、つまり、同じ美術作品について朝・昼・夜と違う表情を見せてくれるということです。
もちろん意図的な試みであり、それを前提とした美術作品が置かれています。
これは、これまでに私は見たことのない試みで、とても新鮮でした。
以上となります。
ガイドさんが現代美術の解説をしてくれたりもするので、何も身構えることなく、普通に遊び気分で行けるのもよいところと思います。
それでは、今回もお読みいただき、ありがとうございました。
ちょっと変わった日常、いいですね!
創造性 ★★★★
実用性 ★★