いまいち理解されていない気がするが、メンタルはとても大切である。
これは特別じゃない、普通の人においての話だ。
なぜか。
一つにはメンタルの不調が仕事の生産性を下げるからだ。
誰でもイライラしているときや落ち込んでいるときに仕事がはかどらないと感じた経験はあるだろう。
メンタルの不調は仕事の出来に直接現れるのだ。
また、酷いものになるとメンタルの不調は体にも影響を及ぼす。
ストレスによる帯状疱疹(たいじょうほうしん、痛みを伴う)などはその例だ。
体は仕事の資本(基礎)であるから、当然に仕事の生産性が下がる。
メンタルヘルスは一部の繊細な人に必要なものであって、自分には関係ないと多くの人が認識しているように思う。
しかし、これは今に限ってのことであって、今後はもっと一般化され、重要視されていくことだろう。
となんだか偉そうに語ってみたが「重要なら対策を教えろ」と言われそうなので、いつもながら自分が考える対策を書いておくことにする。
まず、気分転換が上手な人なら音楽を聴いたり、泣ける映画を観たり(ネガティブな感情の発散)、笑ったり、人に話を聞いてもらったりすれば良さそうだ。
そんなことは誰でも言えるし、それでも難しいという声が聞こえてくるので、考えを進めてみると、考えられるのは専門家の力を借りることだろう。
一つはメンタルヘルスの専門医を見つけること、これが一番だろう。
企業では残業が多いと産業医面談が課せられることがある。例えばこのような産業医だ。
そこまでは・・と思われる方がほとんどだと思うので、手軽な手段として、ユーザが交流できるアプリや本が挙げられるが、これはあまりおすすめはしない。
アプリで他人と交流したところで所詮は他人なので、こちらのことに真に興味はないだろう。そもそも他人と傷口を舐め合ってどうするか。あまり前向きに感じない。
本についても「〇〇の法則」「〇〇の教科書」という本がたくさん出ているが、書いてあることを実践することは難しい。
誰も答え合わせをしてくれないし、大学受験問題より難しいのではないかと思う。参考レベルに聞き流すか、せいぜい1つだけ絞ってやることだろう。
となかなか解決策がない中で、私がおすすめできるのは正直に自社アプリ「風光明媚(ふうこうめいび)」となる。
ここまで来てステマかよ・・と思われるだろうが、構わない。そういうことを目的に作ったアプリなのだからおすすめになるのも仕方ない。批判されたとしても、誰か一人でもこのアプリが合う人がいて、助かるのであればそちらを優先したい。
それで、どんな点がおすすめかというと「自己受容感(自分は大丈夫)、貢献感(人の役に立っている)を高める」サポートを行う点にある。
しかも人に言われるのではなく、自分自身と対話するようなイメージで行われる。そのため、「赤の他人がわかってもいないのに慰めてくれる」ような構図にもならないのだ。セルフケア(自分自身でケア)できる。
なんだか最後は自己宣伝の言い訳のようになってしまったが、一見は如かずということで必要な人は見てみてほしい。
【この問題におすすめのツール】
友だちがいない。学校で友だちができない。そんな状況について今回は書いてみたい。
まず自分が運営するアプリで境遇に「友達ができない」「ひとりぼっち」を選んだ人数は合計874人。
アプリの利用者だけでも、これだけの人が学校で友達ができないことに悩んでいる。
学校という場所は逃げ場がない。かつ子どもはまだ視野も行動範囲も狭いので、そこが世界の全てだと思ってしまう。
なので辛い。ちょっとトーンがまじめなのでふざけたいが、彼女ができないより全然辛く、激辛カレーを食べるより全然辛い。
そして、友達ができないことで問題も発生する。それは、子どもの自己肯定感が下がってしまうことだ。
自己肯定感とは平たくいうと「自分に価値があると思う感覚」のこと。この感覚がないと、自分が社会で認められていると感じられず、その中でがんばって生きていこうという気にならない。
この重要な感覚が、子どもの成長期に、最も長い時間を過ごす学校で下げられてしまうのである。友達ができない=自分に価値がないと思ってしまいがちだからだ。(もちろん実際はそんなことはない)
しかし、私は学校が問題と言うつもりはないし、仮に問題としてもそれは私ではなく学校の問題であるので、部外者の私が偉そうに何かを語るつもりはない。
と言って終わりたいところだが、「じゃあどないすんねん」とツッコミ(非難)を受けそうなので、私なりの対策を述べてみたい。
「学校でひとりぼっち」この課題に簡単な解決策などないが、あえて1つあげるとすれば「学校以外の場所でがんばる」ことだ。
たとえばの話だが、サーフィンをがんばる。
学校のことは脇に置いておいて、全然関係のない別のことにパワーを注ぐのだ。
この方法の利点は3点。
・学校以外の場があること、他にも逃げ道があることを知り、追いこまれなくて済む。
・それを行うこと自体が楽しい。
・自分で楽しめる人間になることで、逆説的に周りに喜ばれる人間になれる。
最後の1つについて解説を加えるが、まず楽しそうな人に人は興味を持つ。あいつ楽しそうだが、何をしているのだろうという風に。
証拠として、スポーツを題材とした少年マンガの主人公は多くがこのパターンだ。アイシールド21のセナ、遊戯王の遊戯、名前は忘れたが弱虫ペダルの主人公も確かそうだった。
みんな最初は友だちが少ない、または全くいない。マンガだろというツッコミはやめて素直に聞いていただければと思う。
注意としては、順序が大切だ。周りに喜ばれたいからサーフィンをやるのではない。サーフィンを楽しむから、周りから喜ばれる人間になるのだ。
もし順序を間違えると、あなたはサーフィンをすることはなく、行きたくもない流行りのスポットで自撮り写真をインスタグラムにアップすることになるだろう。
最後に、決して友だちができるという結果を求めてはいけない。それはあくまで訪れるかもしれない結果であり、あったらラッキーなボーナスポイントみたいなものだ。サーフィンが楽しいんだから、いいではないか。
・・と、思っていることを色々と書いてきた。こういうコラムを書くたびに、言う方は無責任でいいよなと思う。
友だちができないという悩みは切実だ。私も経験者だからわかる。それにも関わらず、言う方は言いっぱなしで、責任は決して持たない。私が責任を持っているのは文章中にユーモアを込めることくらいだ(しかも、それが笑えるかについては責任を持っていない)。
でも、友だちができない人にもがんばって生きてほしい。この気持ちは本当だ。そして、自分も乗り越えられたのだからみんなにもなんとか過ごしてほしいと思っている。乗り越えられなければ、やり過ごすだけでもいいのだ。その先の人生は長く、世界は広い。
最後に、この問題に有効なツールをあげておく。後ろの2つは自社アプリなので宣伝もあるが、効果があると思っている。1つめはご存知の方も多いと思うが、とても良い本なので強くおすすめしたい。
【この問題に有効なツール】
・嫌われる勇気(書籍)